麒麟獅子・U
麒麟獅子舞は、初代鳥取藩主池田光仲(祖母は徳川家康の娘)が、徳川家との、
血のつながりを、内外に示す必要を感じて樗谷に因幡東照宮(現在の樗谷神社)を建立した際に始めたのが始まりといわれています。
家康の遺徳と、自らの権威を象徴せしむうるうえで、獅子を麒麟にかたどらせました。
光仲は麒麟に執心で、因幡東照宮(樗谷神社)に奉納した3振の神剣のうち、2振の鞘には、合計14頭の麒麟の蒔絵が施されています。
また、光仲は、麒麟獅子と言う創意を実現するために、「獅子庄屋」を城下におき、、鳥取県東部の大小の神社における獅子舞の指導並びに、取り締まりにあたらせたそうです。
現在、麒麟獅子は、鳥取県東部を中心に、140数頭残っているそうです。
神社での奉納だけでなく、各家も回ります。うちの社宅の中でも、舞っていただけました。記念撮影まで、撮ってもらいました。サービス満点?(笑)この獅子にかまれると、御利益があるらしく、私もコツンと噛んでもらいました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
鳥取駅の前の商店街を歩いていると、この麒麟をかたどったベンチがあちこちにあります。
また、「ループ麒麟獅子号」というバスが、鳥取砂丘、わらべ館、因幡万葉歴史館などの鳥取市周辺の観光スポットを巡っています。自由に乗り降りできる一日乗車カードが600円。土、日、祝日、夏休みは毎日運行。平日でも、砂丘方面には行っています。